お客様より当社によくいただく質問と回答をまとめました。下記にないご質問は直接お問い合わせください。
ダウンザホールハンマーでどれくらいの深度まで掘れますか? |
掘削径や使用されるマシン、ロッド、コンプレッサー、地層によっても異なりますので一概には言えませんが、TDH-500EN+140mmビット、2.4MPaのコンプレッサーで500mの実績があります。 |
現場でハンマーが打撃しなくなりました。考えられる原因を教えてください。 |
エアーが通っている状態でしたらビットのフットバルブ破損、エアーが通らないときはスライムの逆流の場合が多いです。ロットを継ぎ足した後すぐであれば逆流の場合がほとんどです。 |
ダウンザホールハンマーは何年くらい使用できますか? |
使用状況や保管状態によっても異なりますので何年ということは難しいですが、まずはラインオイラーから十分な量のオイルを送ってやることがハンマーを長持ちさせる1番のポイントです。 |
長年使っているハンマーがあまり掘れなくなりました。修理できますか? |
ダウンザホールハンマーも消耗品です。長年使用するとシリンダー内部やピストンが磨耗することによって打撃力が低下します。このような状態でハンマーを使用すると、ビットチップの早期磨耗や深く掘れなくなる、掘削時間が異常にかかるといった事が起こります。ピストンとシリンダーを購入すると新品のハンマーが買えるくらいの金額となります。買い替えの時期だとお考えください。 |
ハンマーの消耗はどうしたら分かりますか? |
ハンマーはゆっくりと消耗していきますので、なかなかそれに気付かないこともあります。Q4.で例を挙げた以外に、以下のような場合も消耗が考えられます。 |
ハンマーで掘削中にスライムが逆流して困ります。 |
あまり頻繁に逆流する場合はチェックバルブ(逆止弁)周りの点検をおすすめします。逆流の大半は新しくロッドを継ぎ足すときにおこります。十分に時間をかけてスライムを排出し、エアーを止めたらロッドのネジを緩める前にロッド内の残圧を素早く抜いてやることをおすすめします。一般的にはラインオイラーの出口側ボールバルブの先に残圧を抜くためのバルブを組み込みます。 |
ハンマーを使用するときにオイルをどれくらい送ったらよいですか? |
オイルの消費量はハンマーの空気消費量1分間1㎥あたり最低約1㏄必要です。例えば、TDH-500ENを圧力10.5㎏/㎠のコンプレッサーで使用する場合、1分間あたりの空気消費量は8㎥となります。ということは、1分間あたり8㏄のオイルが必要という事です。これを1時間で計算すると8×60=480㏄となり、約0.5ℓのオイルが必要です。高圧用オイラーTPO-7Hの場合、容量は7ℓですから、1日に7~8時間作業すると考えれば満タンにしてから1日半から2日ほどでオイラーが空になるくらいのオイルの量が適量という事になります。なお、ハンマーが新しいうちや、動噴ポンプで水を送りながら掘削する際にはこれより多めに給油するようにしてください。 |
バックハンマーを使用中、突然打撃しなくなりました。 |
バックハンマーを使用している際、エアーを送ってもピストンが打撃しなくなることがあります。その場合、ピストンがデッドポイントに入っている可能性があります。1度エアーを止めて、プロテクトリングの排気口からドライバーの様な物を差し込み、ピストンを押して位置を変えてから再度エアーを送ると動き出すことがあります。エアーを入れる時のポイントはバルブをゆっくりではなく、勢いよく開いてエアーを送ることです。そうするとピストンがデッドポイントに入りにくくなります。 |
ダウンザホールハンマーを使用する際に必要な空気量の計算式を教えてください。 |
ダウンザホールハンマーを使用する際に必要な空気量は、Q={V(D×D-d×d)}÷1273500で計算できます。 Q:必要な空気量(㎥/min) D:ケーシングパイプ内径または掘削径 d:ハンマーカバー外径またはロッド径 V:風速1100~1500(m/min) ※この計算式で得られる空気量はあくまでも最適な条件の数値です。それ以下の空気量で掘削できないというわけではありません。 |
大型ダウンザホールハンマーの重量を教えてください。 |
大型ダウンザホールハンマーの重量に関するお問い合わせをよくいただくので、主な機種の重量を載せておきます。TDHシリーズのハンマーはこのホームページをご参照下さい。 ・インガソールランド DHD112W 481㎏ ・鉱研 DD14C 850㎏ ・利根 AD270H 550㎏ AD350H 1100㎏ ・サンドビック SD12 492㎏ SD15 941㎏ SD18 1338㎏ ※ビット重量は含みません。 各ハンマーの重量はメーカーカタログに記載してある重量です。 |
二重管工法用のスーパーメックスビットを使用したいのですが、どのタイプが良いですか? |
弊社では3種類のスーパーメックスビットとウルトラメックスビットを取り扱っていますが、それぞれのビットに特徴があり工事内容によって向き、不向きがあります。ホームページをご覧になっても分からないときは遠慮なく直接お問い合わせください。 |
1本のビットで何mくらい掘れますか? |
数mしか掘れない場合もあれば数千m掘れる場合もあります。様々な状況、要因によってビットのライフは変わりますが、一般的に浅穴の掘削では消耗は少なく、深穴掘削では予想以上に消耗することが多いようです。 |
ビットのフットバルブが度々折れます。何が原因ですか? |
通常、ハンマーは打撃時にはビットのシャンク部分が完全にハンマーに押し込まれた状態になります。給圧が不足していたり、過度な吊り堀りを行うとビットシャンクがハンマーから飛び出した状態で打撃され、フットバルブが折れやすくなります。 |
チップが減ったビットはそれ以上使用できないのですか? |
弊社ではビットのチップや台金研磨用のダイヤモンド軸付き砥石やエアーグラインダーを取り揃えています。小型のコンプレッサーがあれば簡単に研磨することができますので、一度ご相談ください。 |
規格にあるサイズ以外のビットは作れますか? |
ビット径は1㎜単位でご希望のサイズを製作いたします。またチップ形状もボタン以外のスパイクタイプ、Wコニカル等特殊品、オーバーサイズのビットにも対応いたしますので、お問い合わせください。 |
エアーホースは2"のタイプしかありませんか? |
軽量タイプで繊維補強のTPエアーホースは現在2"のみの取り扱いですが、近い将来1 1/2"の製作も計画しています。その他各ホースメーカーの商品を多数取り扱っています。詳しくはお問い合わせください。 |
ラインオイラーからオイルが出なくなりました。どうしたらよいですか? |
TPO-3(旧タイプ:TLO-3)の場合、オイラー底部のドレンプラグを対辺22㎜の六角レンチで取り外してオイルを吸い上げるスクリーン回りをチェックして下さい。ヘドロ状のゴミ等がたまっていれば、きれいに取り除いた後スクリーン自体の穴の通りも細いワイヤーを通して確認して下さい。TPO-7H(旧タイプ:TPO-700H)の場合は油量調節ハンドルを最後まで緩めて上部に抜き出し、ハンドルが入っていた穴にエアーガン等でエアーを通して掃除した後、再度ハンドルを組み込みます。大半はこれで解決しますが、それでもオイルが出ない場合はオイラーの点検、オーバーホールも受け付けておりますので、お近くの販売店または弊社までご連絡下さい。※最新型のTPO-7Hは油量調整ハンドルを抜く際に、抜け止め防止のピンを外してください。 |
塩ビパイプや鋼管の中を掘削するのに最適なハンマー、ビットのサイズを教えてください。 |
塩ビパイプの場合 パイプ規格 パイプ内径 使用ハンマー及びビット径
VP-100 100㎜ TDH-300EN+99㎜ビット
VU-100 107㎜ TDH-300EN+105㎜ビット TDH-400EN+105㎜ビット
VP-150 146㎜ TDH-500EN+144㎜ビット
VU-150 154㎜ TDH-500EN+152㎜ビット TDH-600EN+152㎜ビット
VP-200 194㎜ TDH-600EN+193㎜ビット TDH-800M+193㎜ビット
VU-200 202㎜ TDH-600EN+200㎜ビット TDH-800M+200㎜ビット
鋼管の場合 ガス管 鋼管内径 使用ハンマー及びビット径
SGP-150 155.2㎜ TDH-500EN+152㎜ビット TDH-600EN+152㎜ビット
SGP-200 204.7㎜ TDH-600EN+200㎜ビット TDH-800M+200㎜ビット
SGP-250 254.2㎜ TDH-800M+250㎜ビット |